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ゼオライト上回る効果なし　放射性物質低減試験（福島民友）

2012-04-15 16:12:45

県は１４日までに、民間の提案を受けて実施した農地の放射性物質除去・低減技術実証試験の中間結果をまとめた。資材７点を検査したうち、陶器の釉薬（ゆうやく）に使う鉱物を粉末にした資材の使用に一定の減少効果が見られた。
　県によると、放射性セシウムを取り込みにくい土壌「黒ボク土」で調べたところ、土壌からは１キロ当たり１３９ベクレルが検出されたが、この鉱物の粉末を５％加えて２４時間かき混ぜた場合は１０７ベクレルに下がった。ただ、ゼオライトを１０％混ぜた場合は７０ベクレルに減り、ゼオライトを上回る効果はなかった。
　県は、公募した資材７３点の中から外部有識者の意見を踏まえ１０点を選び、実験を実施。残り３点の結果は今月下旬に発表する予定。

http://www.minyu-net.com/news/news/0415/news3.html