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第一原発周辺緩衝地帯を国有化 復興相、双葉町長に提案(福島民報)

2012-05-03 05:19:42

平野復興相と会談する井戸川双葉町長(左)
平野復興相と会談する井戸川双葉町長(左)


平野達男復興相は1日、埼玉県加須市で井戸川克隆双葉町長と会談し、東京電力福島第一原発事故に伴い原発周辺に設ける住民非居住の「緩衝地帯」を国有地化したい考えを示した。井戸川町長は「緩衝地帯を設ける考え方は一緒だ」としながらも、国有地化は否定した。非公開での会談後、井戸川町長が明らかにした。  平野復興相が緩衝地帯を原発から同心円的に設定する考えを示していることに対して、井戸川町長は、住民の生活行動なども考慮し、一定の計算式を当てはめて設定すべきと強調した。

平野復興相は会談後、取材に対して緩衝地帯の設定期間に言及。「未来永劫(えいごう)設置されるという考えではない。ただ、(避難区域再編による)帰還困難区域(の設定期間)よりも長くなるのではないか」との見方を示した。

 

http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4107&blockId=9967573&newsMode=article