HOME11.CSR |米国「中国の人権状況は悪化」、言論の自由制限など懸念(Reuters) |

米国「中国の人権状況は悪化」、言論の自由制限など懸念(Reuters)

2012-07-27 01:33:06

7月25日、米国務省は中国の人権状況について「悪化し続けている」とし、今後も問題提起を行っていく方針を明らかにした。写真は昨年6月撮影したポズナー米国務次官補(2012年 ロイター/Hamad I Mohammed)
[ワシントン 25日 ロイター] 米国務省は25日、中国の人権状況について「悪化し続けている」とし、今後も問題提起を行っていく方針を明らかにした。

7月25日、米国務省は中国の人権状況について「悪化し続けている」とし、今後も問題提起を行っていく方針を明らかにした。写真は昨年6月撮影したポズナー米国務次官補(2012年 ロイター/Hamad I Mohammed)


 

ポズナー米国務次官補は、ワシントンで開かれた「米中人権対話」の終了後に記者会見し、「中国における人権状況は、全般的に悪化している」と指摘。中国は経済分野では発展を遂げたとした上で、「国民が反対意見を表明することを受け入れる時期が来た」と述べた。

 

米中人権対話は毎年開催されている。ポズナー氏によると、米国は今年の対話で、中国による言論の自由やインターネット上の自由、少数民族などの権利の制限について改善を求めた。また、渡米した中国の人権活動家、陳光誠氏のおいに対する迫害などについても問題提起した。

 

一方、中国側は、米国での差別や刑務所内の待遇について懸念を表明。ポズナー氏は、米国が人権問題を抱えていると認めた上で、「問題に対処するシステムが確立されている」と強調した。

http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYE86P05N20120726