トランプ大統領が20日に戒厳令宣言(?)。米ソーシャルメディア等で「噂」広がる。不法移民対策でメキシコとの国境を閉鎖か。それとも単なるゴシップか(各紙)
2025-04-18 16:21:10
米ソーシャルメディア等で、トランプ米大統領が4月20日に、戒厳令を宣言するとの風説が流れている。20日はイースター(復活祭の日)に当たる。同氏は、就任日の1月20日に発した大統領令で、不法難民対策で「米南部国境(メキシコとの国境地帯)に国家緊急事態を発令し、国防長官と国土安全保障長官に対し、90日以内(4月20日まで)に、南部国境の不法移民流入状況と、対処のために『1807年反乱法』発動の是非について共同報告をするよう指示する」としていたことが根拠になっているようだ。
米情報サイトのワシントン・ウォッチによると、噂の震源地はソーシャルメディア。とりわけTiKTokで、ハッシュタグ「#martiallaw」が使われている。トランプ大統領が「4月20日に重大発表をする」等との情報が拡散されているという。内外のメディアもフォローする報道を発信している。
戒厳令発動の根拠とされる「1807年反乱法」は連邦法で、内乱、暴動、反乱の鎮圧等特定の状況に対処するため大統領に米軍兵士及び州兵を米国内に派遣、配備する権限を与えている。同法を発動すれば、トランプ大統領は米軍兵士、州兵を不法移民流入阻止、拘束に投入できる。
トランプ氏は1期目の2020年6月、黒人が白人警官に圧死させられた事件をきっかけに全米に広がったBLM(Black Lives Matter)運動鎮圧のため、同法の発動をチラつかせたことがあるという。
大統領令で指示された国防、国土安保両長官の共同報告は、反乱法を発動、国境での不法移民取り締まりを強化拡大し、それを補完するため戒厳令を発するとのトランプ・シナリオに添って
作成されると見られている。
「イースター戒厳令」の風説が、単なる「噂」と言い切れない要素として、識者は、トランプ氏が「厳しく危険な国境の現実」を吹聴し、強硬な不法移民対策を徹底するためとされる。不法移民対策はトランプ支持基盤が最も歓迎する政策だ。大統領就任から20日で4カ月を迎える同氏だが、トランプ支持層を対象とした世論調査では、支持率は経済、貿易、外交、社会福祉等の主要政策ではすべて右肩下がりで低迷している。だが、移民政策だけは支持は変わっていないという。
また世界経済に不安をまき散らしているトランプ関税政策や、進展しないウクライナ戦争の終結交渉などの「トランプの失敗」を糊塗することを目指しているとの見方もできる。現実に戒厳令を発動する場合は、発令対象地域を米メキシコ国境地帯に限定し、かつ期間は短期間にするとみられている。
大統領による戒厳令発動は、昨年12月3日に韓国の尹錫悦大統領による発動が耳新しい。尹氏の「非常戒厳」宣言は、混乱のうちに、同氏自身が弾劾・罷免という形になった。今回のトランプ戒厳が本当に打ち出されると、どうなるのか。アメリカの民主主義が問われる形にもなりそうだ。
https://www.sfchronicle.com/opinion/openforum/article/trump-insurrection-act-april-20-20269810.php

































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