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水質汚濁:大同特殊鋼知多工場を捜索 高アルカリ水排出か(毎日)

2012-08-20 15:51:47

daidoutokushukou165
大同特殊鋼知多工場(愛知県東海市元浜町)が基準値を超す高アルカリ水を名古屋港に排出した疑いが強まったとして、名古屋海上保安部(名古屋市港区)は20日午前、水質汚濁防止法違反容疑で同工場に家宅捜索に入った。関係者から事情を聴くとともに排出記録などを押収し、裏付けを進めて原因を調べる。県も同日午後に工場を立ち入り調査する。

 同海保によると、5月9日、巡視船艇が同工場の排水口から名古屋港に白濁水が排出されているのを発見。水素イオン濃度(pH)の測定で、水質汚濁防止法で定める基準値(pH5〜9)を超すpH9.9〜11.8の高アルカリ水と判明した。現時点では、海洋環境などへの影響は確認されていないという。

 大同特殊鋼は「詳細が分からずコメントはできないが、捜査には協力する」と話している。知多工場は自動車部品の素材となる鋼材などを生産している。

 名古屋港では10年、新日本製鉄名古屋製鉄所(東海市)が敷地から基準を超す高アルカリ水を漏出させたとして、同海保が同社と担当社員を同法違反容疑で書類送検している。

大同特殊鋼のCSR報告書:http://www.daido.co.jp/csr/report/2011.pdf

 

http://mainichi.jp/select/news/20120820k0000e040168000c.html