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ベトナムでも 表現の自由への弾圧 13人の活動家に重刑(Amnesty) やはり共産党独裁の国に民主主義はない

2013-01-17 12:37:39

Amnesty
Amnestylogoベトナム政府が、カトリックの平和的活動家たち13名に重刑の判決を下した。これは正義への挑戦であり、表現の自由の弾圧である。表現の自由に対する弾圧は、昨今エスカレートしつつある。ゲアン省の裁判所は1月9日、13名の活動家たちに「政府転覆を企てた」罪により、禁錮3年から13年の刑を言い渡した。別の1名は執行猶予とした。

アムネスティは、ベトナム政府に活動家たちの即刻、無条件の釈放を要求する。

彼らはただ表現の自由の権利を行使しただけであり、彼らの行為を政府転覆罪とするのは、誤った法解釈である。

法廷に立った14名の活動家たち(男性12名、女男性2名)は2011年の半ば、アメリカ合衆国を本拠とするベトナムの政党との関係を疑われて逮捕された。平和的なベトナムの政治改革を求めいるこの人たちに対し、ベトナム政府はテロリストというレッテルを貼った。

活動家たちは、学生、ブロッガー、コミュニティー奉仕者、そして「良心的囚人」ク・フイ・ハ・ブ(Cu Huy Ha Vu)の支持者たちである。ク・フイ・ハ・ブは2011年4月、インターネット上に複数政党制を求める記事を載せたことから、「反国家的プロパガンダ」を広めた罪で投獄された。

昨年、私たちはベトナム政府が、政府を批判するものや平和的活動家たちを弾圧するさまを目の当たりにしてきた。

14名の活動家への有罪判決は深く憂慮すべき傾向であり、政府による弾圧が今年も継続されることを示している。

http://www.amnesty.or.jp/news/2013/0114_3740.html