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阿寒湖のマリモにICチップ埋め込み マリモの生態を追跡観察、群落再生へ (各紙)

2013-05-15 20:55:15

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marimo01各紙の報道によると、北海道釧路市「阿寒湖のマリモ保全対策協議会」は、自然のマリモ群生地である阿寒湖で、マリモの生態観測と、群落の再生のため、マリモにICチップを埋め込んで、成長を観察する事業に乗り出す。同市は、阿寒湖一帯を世界自然遺産への登録を目指しており、マリモの生態観測によって自然再生を進め、登録につなげたい考えという。ICチップ付きマリモは、6月から湖内に放流する予定。

 

ICのデータをもとに、マリモが成長する過程を把握し、科学的な生態系分析に生かす考え。さらに、それらのデータをすでに消滅したマリモ群落の再生に活用する方針。ICチップで集めた位置情報などのデータはインターネットで公開する予定という。

阿寒湖のマリモ群生地は、1897年に同湖西部のシュリコマベツ湾で発見された。その後、湖内のチュウルイ湾、キネタンペ湾、大崎という合計4か所で群落が確認されていた。ところが、1941年頃までにシュリコマベツ湾と大崎の群落は消滅してしまった。原因は、同湖に流入する河川の上流域で森林伐採が広く行われたことから、土砂が湖にも流れ込み、群落地に堆積するなどの影響が起きたとみられている。

今回ICチップ埋め込みマリモを放流するのは、絶滅してしまったシュリコマベツ湾一体。これまで観光客用の展示用などとして採取されていたマリモを、直径10センチ程度に丸め、中心部にICチップを埋め込む。埋め込んだマリモは、観光客や地元の小中学生の手で同湾の水深約1・5メートルの湖底に放つ計画だ。

 

http://marimo-web.org/anti_mainte_meeting/