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富士山の景観保護条例　御殿場市　屋外看板や建物デザインなど規制へ（東京）

2013-05-16 16:37:56

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 fujiyamaimg02_03世界文化遺産登録が確実となった富士山の眺望を守ろうと、静岡県御殿場市は、屋外看板や建築物のデザインなどを規制する景観計画を定める方針を決めた。


　計画の根拠として、現行の県屋外広告物条例より厳しい規制を定めた市独自の「総合景観条例」を制定する。景観と広告物を一つにまとめた条例は県内初で、計画、条例ともに来年四月の施行を目指す。




　市が十五日、市議会全員協議会で報告した。市議会十二月定例会に総合景観条例案を上程する見通し。




　市都市計画課の報告によると、計画は「世界に誇る景観を育て、後世に伝える」ことを目的とする。富士山の眺望ポイントや要人の別荘跡が多い市東部の東山・二の岡地区など四カ所を重点地区に指定。建物の外観に落ち着いた色を使うことを求め、眺望を守るために高さを制限する。




　ＪＲ御殿場駅周辺の屋外看板や建物について「派手な色彩のものもあり、富士山への眺望が阻害されている」と指摘。地域により、屋外看板の文字の大きさを県条例より小さく規制したり、屋上広告を禁止したりする。市は富士山の世界遺産登録を見越して二〇一一年から、景観法と屋外広告物法に基づく計画の準備を進めてきた。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013051602000223.html