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ブラジル反政府デモ 在日ブラジル人ら1500人が名古屋で連帯集会(毎日)

2013-06-23 12:32:00

ブラジルでの反政府デモへの支持を表明する在日ブラジル人たち=名古屋市中区の久屋大通公園で2013年6月22日、花岡洋二撮影
ブラジルでの反政府デモへの支持を表明する在日ブラジル人たち=名古屋市中区の久屋大通公園で2013年6月22日、花岡洋二撮影
ブラジルでの反政府デモへの支持を表明する在日ブラジル人たち=名古屋市中区の久屋大通公園で2013年6月22日、花岡洋二撮影


ブラジルで拡大している反政府デモに連帯しようと、東海地方などの在日ブラジル人が22日、名古屋市中区の久屋大通公園で集会を開いた。呼びかけ人によると、約1500人が参加し、「政府は日本をモデルに学校や病院、治安などに投資してほしい」と訴えた。

 ブラジルからインターネットを通じて世界各地で集会やデモを開くよう呼びかけ、日本での大規模な集会は初めてという。東海地方は製造業が盛んで、就労する日系人を中心に国内最大級のブラジル人社会がある。

 集会には静岡や東京からも参加者があり、「汚職ダメ」などの看板を掲げ、「大統領は退陣せよ」と声を張り上げた。呼びかけ人の一人で名古屋市中区の日本語学校生、ノゲイラ・エリカさん(29)は「日本人にもブラジルが抱える問題を知ってもらい、支えてほしい」と訴えた。愛知県瀬戸市の会社員、中村セイジさん(23)も「子供が帰国した時に安心して遊べる社会になってほしい」と話した。

 反政府デモは来年のサッカー・ワールドカップ開催費用を社会資本整備に充てることなどを要求。デモ拡大でルセフ大統領は26〜28日に予定していた訪日を延期した。【花岡洋二】

 

http://mainichi.jp/select/news/20130623k0000m040123000c.html