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スノーデンCIA元職員の父語る 「息子は米政府を裏切ったかもしれないが、米国民を裏切っていない」  国家の犯罪か、国民擁護か(各紙)

2013-06-29 12:29:00

スノ-デン氏
スノ-デン氏
スノ-デン氏


各紙の報道によると、米機密情報を持ち出してスパイ活動取締法違反容疑で訴追されている米中央情報局(CIA)元職員エドワード・スノーデン容疑者(30)の父親ロニー・スノーデン氏が28日、NBCテレビの取材に応じた。同氏は「息子は米政府を裏切ったが、米国民を裏切ったわけではない」と息子の行為を擁護した。

 スノーデン氏擁護派の指摘では、国家が国民を監視することは、国民への裏切りである、との批判がある。今回の問題は、「国家とは何か」「国家はだれのものか」というテーマを突き付けた形で、国家が国民から常に遊離しがちな日本にも通じる論議でもある。

 ただ、父親のロニ―氏は、息子を擁護しながらも、息子の行動について、支援している内部告発サイト「ウィキリークス」の関係者らに、息子が「利用されているのではないか」との疑念を表明した。

一方、スノーデン氏の機密情報漏洩を最初に公開した「ガーディアン」紙の記者であるグレン・グリーンワルドによると、スノーデン氏は米国家安全保障局(NSA)から盗み出した少なくとも「数千件」の文書のコピーを、暗号化して「複数の人」に送ったようだという。

グリーンワルド氏は「The Daily Beast」による6月25日付のインタヴューの中で、スノーデン氏は万一、自らの身に何かが起きた場合、「世界中のさまざまな人々の手にそれらのアーカイヴがわたり、確実に記事にされるよう、最大限に策を講じている」と話している。この手法はウィキリークスが活用してきたものだ。

 

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013062901001456.html

http://wired.jp/2013/06/27/snowden-distributed-encoded-copies-of-nsa-docs-around-the-world/