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京都市、昨年9月の台風時での洪水被害 委託ポンプ事業者の操作ミスが原因と 被害7億円損賠提訴へ (京都新聞)

2014-07-15 15:04:01

小栗栖排水機場
小栗栖排水機場
小栗栖排水機場


昨年9月の台風18号で京都市伏見区の小栗栖排水機場のポンプが委託業者の操作ミスで停止し、周辺で浸水被害が発生した問題で、市は15日、委託業者に対し、被害者への損害賠償など市が負担した7億2200万円の支払いを求め京都地裁に提訴すると発表した。

市が求めるのは、今月4日までに市が被害者に提示したり、支払ったりした損害賠償5億5900万円(513件)のほか、浸水被害に遭った市営住宅など市所有の建物の修繕費、賠償額を算定する委託料の相当額。

排水があふれ洪水になった
排水があふれ洪水になった


 

市によると、委託業者のオグラロード・サービス(右京区)は契約上2人以上でするべきポンプ操作を従業員1人にさせ、さらに従業員がポンプ操作を誤った。市は業者が契約通りの体制で作業しなかったことが操作ミスにつながったとして支払いを請求したが、業者が応じなかった。

 

市は22日開会の7月特別市議会に、提訴に関連する議案を提案する。

 

小栗栖の浸水被害では、現時点で609件の被害申告があるという。市は賠償見込み額を9億円と算出している。

 

http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20140715000069