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プーチン大統領 広島の土砂災害発生の当日に、安倍首相宛に哀悼のメッセージ送付。 当の安倍首相はゴルフに興じていた(FGW)

2014-08-24 00:48:03

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putind0123476_1641013各紙の報道によると、ロシアのプーチン大統領は20日、39人の死者を出した広島市の大規模土砂災害を受け、犠牲者と遺族に哀悼の意を表し、負傷者の早期回復を祈るとしたメッセージを安倍晋三首相に送った。

ロシア大統領府が発表した。

 

海外の事故発生から1日もたたないタイミングでの弔意表明は異例とされ「プーチン氏の対日関係重視の表れ」(日ロ外交筋)とみる向きもある。一方、安倍首相は多数の犠牲者が出ているのに別荘で静養、ゴルフに興じていたことが判明、批判を受けている。

 

プーチン大統領からのメッセージが届けられたのと同じ20日、安倍首相は朝から山梨県富士阿口湖町の「富士桜カントリー倶楽部」で、森元首相、茂木経済産業相、岸信夫外務副大臣らとゴルフに興じていた。コースに出る時点で、すでに広島の土砂災害の第一報は耳に入っていたはずだ。もし、知らなかったとすれば、官邸の危機管理上、大問題である。

災害情報を知りながら、その時点でゴルフ中止を即決できず、コースに出てしまった。プレーをしながら、さすがに途中で切り上げたが、ある報道によると、「「ついてねえなあ」とぼやきながら切り上げたという。いったん、東京に戻った首相は、初動体制の甘さを認めもせず、 「政府一体となって救命、救助の対応に当たるよう指示した」と胸を張った。

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その後、ようやく官邸の危機管理室で陣頭指揮を執るかと思いきや、再び別荘に戻ってしまう。「置いてきた物を整理するために戻った」という。その辺のおやじではなく、一国の首相が、災害救助の指揮を執らなければならない段階で、私的な都合を優先するとは、プーチン大統領も、あっけにとられたに違いない。「シンゾーはいいなあ。のんびりやれて」と。

 

民主党政権下ならば、徹底的な批判を展開したマスコミも、簡単なニュースを流すくらいで、この一国の首相の行動とは思えないミーイズムの異常さを指摘しようともしない。欧米のトップなら、直ちに現地に飛んで、自ら長靴履きで被災者を激励するパフォーマンスを発揮するところでもある。安倍首相の現地入りは、事故から4日が経過した24日に予定されたが、気象条件が悪いとして、延期した。

 

被害者の救済活動を優先する中で、首相の現地入りが望ましいかは議論が分かれるところだ。だが、政府として広島県や同市と密接な協議をして、迅速な救助の先頭に首相が立つという気構えがほしい。残念だが、そうした器ではない人を、宰相にしてしまったツケを、われわれ国民は、これからも味合わねばならないようだ。

 

参考情報 http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM21H01_R20C14A8EAF000/