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千葉県で地盤沈下が大幅増加 県全体の6割が沈下 最大1年間で2.41㎝。「沈む千葉」。大震災の地殻変動の影響か(毎日)

2014-09-24 21:39:32

「沈む千葉」
「沈む千葉」
「沈む千葉」


千葉県は、2013年の1年間に地盤沈下した県土面積は約2040平方キロだったとの調査結果をまとめた。調査対象の約3205平方キロの約6割に相当し、前年(約1108平方キロ)から大幅に増加した。

千葉県は「前年は東日本大震災の地殻変動の影響があったと考えられるが、今回の結果にその影響は明らかでなく、推移を注視していく」としている。

 

調査は県全体(約5157平方キロ)のうち、一部を除く47市町村の1142地点で実施。その年の元日の標高と前年元日の標高を比較して沈下や隆起の状況をまとめている。地下水などの採取による地盤変動を把握する目的で1960年から毎年実施している。

県水質保全課によると、13年の沈下面積は09年(2653平方キロ)や10年(2821平方キロ)に近い値。

 

最も沈下が大きかったのは、長生村・本郷の2.41センチ。2〜4番目はいずれも睦沢町の観測地点で、1.95〜1.86センチ。5番目がいすみ市・市野々(1.81センチ)などだった。上位50地点のうち、九十九里地域が約8割を占めた。一方、最大隆起地点は、横芝光町・木戸の1.84センチだった。

 

また、最近5年間(09〜13年)の累計をみると、10センチ以上沈下した面積は96.1平方キロで、その前5年間(04〜08年)の6.3平方キロから大きく増加しているが、同課は「震災の影響によるもの」と分析している。【岡崎大輔】

 

http://mainichi.jp/select/news/20140924k0000m040058000c.html