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みずほ銀行や福岡銀行などが  北九州市で 新エネルギー設備投資促進の「環境産業融資」を開始(FGW)

2011-09-30 18:15:58

みずほ銀行、福岡銀行など5金融機関は、10月1日から、北九州市で新エネルギー普及、省エネルギー促進のための低利優遇の設備投資資金融資を実施する。北九州市はエコタウン建設やスマートコミュニティ創造事業など、積極的に地域の環境改善に取り組んでおり、それに伴う環境・エネルギー関連の設備投資を行う企業に対して、5行が低利・長期の融資を行うもの。自治体主導の環境産業事業に、民間金融機関が後押しする形で融資参画するのは全国でもこれまで例がない。

参加する金融機関は、みずほ、福岡のほか、西日本シティ銀行、北九州銀行、福岡ひびき信用金庫。これらの金融機関は、北九州地域で、新エネルギー、再生エネルギー等の事業を行おうという企業に対して、環境産業融資(クリーンエネルギー融資)として、利率0・90%から1.40%、期間5年~10年、融資限度額1000万円~10億円の条件で融資する。

 

北九州市は、事業を展開したい企業や事業者の指導はするが、融資は金融機関の資金で行う。事業者は5行のうちのいずれかの金融機関に融資の申し込みを行い、信用保証協会の審査等を経て、借入を受ける。対象事業は、①環境・エネルギーに関するr-ディングプロジェクト②新エネルギー・省エネルギー設備導入③電気自動車など環境配慮型製品購入のためーー。

例えば、①のリーディングプロジェクトを立ち上げる事業者は、返済期間5年の場合は、金利が年0.90%で10億円まで借り入れることができる。この特別条件での融資は、対象を北九州市に限定しているほか、来年3月末までという期間限定。北九州市は、エコタウン、スマートコミュニティ、エコプレミアムなどの街ぐるみの環境配慮活動を展開しており、日本でもモデル都市として知られる。今回の特別環境融資は、環境金融を北九州市に呼び込んだ形で、自治体と金融機関との新しい協働のモデルにもなる。

北九州市の環境サイト http://www.city.kitakyushu.lg.jp/kankyou/00300011.html