大日本印刷、プラスチック削減で紙使用のラミネートチューブ容器開発。プラ削減15%。バイオプラを併用すれば75%削減も(RIEF)
2020-03-06 14:28:27
大日本印刷株式会社(DNP)は、プラスチック素材削減の一環として、紙を使用したラミネートチューブ「DNPラミネートチューブ 紙仕様」を開発した。歯磨きや化粧品等に用いられるチューブ容器の胴体部分に紙を使用することで、プラスチック使用量を15%削減できる。
紙の温かみや自然感が加わるほか、紙が持つ保形性により、折りたたみやすいので、最後まで内容物を絞り出しやすい使用性の向上も期待できる。紙の使用と合わせて、バイオマスポリエチレンを使用することにより、キャップを除く部分全体の約75%を植物由来材料で代替できるとしている。
ラミネートチューブは、国内、海外ともに使用量が増加している。特に化粧品・トイレタリー分野で著しく需要が伸びている。DNPでは同製品への需要増と、海洋プラスチック削減や地球温暖化対策等の環境・社会社会課題への対応を両にらみする形で、今回、紙含有の製品を開発した。
DNPは、「持続可能な原料調達」「CO₂の削減」「資源の循環」という3つの方針に基づき、循環型社会の実現および環境負荷の低減につなげる、環境配慮パッケージシリーズ「GREEN PACKAGING」を展開している。今回の製品も、同シリーズの一つ。