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東電福島原発 漏えいタンクの地下から 最高値のトリチウム23万ベクレル検出 (各紙)漏えい継続を示唆

2013-10-08 17:01:17

漏れ続ける汚染水。
漏れ続ける汚染水。
漏れ続ける汚染水。


東京電力は8日、福島第1原発で高濃度汚染水約300トンが漏れた地上タンク近くの観測用井戸の地下水から、放射性物質トリチウムが1リットル当たり23万ベクレルと、法定基準(6万ベクレル)を約4倍上回る値を検出した。汚染水が漏れた「H4」と呼ばれるタンク群周辺では最高濃度で、漏えいが引き続いている可能性を示唆している。

 東電の発表では、同じ井戸からは9月下旬にもトリチウムが1リットル当たり19万ベクレル検出された。その後、濃度は低下傾向をたどっていた。しかし、今回の測定では、再び上昇し、前回の値を大きく上回った。

 トリチウム濃度が再上昇したことについて、東電は「上昇した原因は不明」としか説明していないが、濃度の増加は地下で漏えいが続いているのか、あるいは台風などで溢れた雨水がしみ込んで蓄積したのか、いずれの可能性もあるが、東電自体が汚染水や雨水の管理能力を欠いている現状が続いている。

 今回観測された井戸は、汚染水が漏れたタンクから北に約20メートル離れている。

 

http://www.47news.jp/CN/201310/CN2013100801001690.html