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3号機汚染水漏れ 配管貫通部からか(NHK)

2014-01-21 11:47:45

3号機原子炉建屋1階主蒸気隔離弁室近傍における水漏れについて
3号機原子炉建屋1階主蒸気隔離弁室近傍における水漏れについて
3号機原子炉建屋1階主蒸気隔離弁室近傍における水漏れについて

東京電力は、福島第一原子力発電所3号機の原子炉建屋の床を流れているのが見つかった汚染水について、メルトダウンした燃料を冷やした水が、格納容器の壁にある配管の貫通部から漏れているという見方を強めています。


燃料の取り出しに向けた重要な手がかりですが、放射線量が高いため、どのように調査するか検討することにしています。

 

福島第一原発3号機では今月18日、原子炉建屋1階の床を水が流れているのが見つかり、放射性物質の濃度が高いことから、東京電力は、メルトダウンした燃料を冷やすために注いだ水が、格納容器の破損箇所から漏れている可能性が高いとしています。


 

さらに、汚染水が見つかった場所の近くには、格納容器の壁に蒸気を送る配管を通す貫通部があり、この部分から汚染水が漏れ出しているという見方を強めています。

 

通常、貫通部は特殊な樹脂などで密閉されていますが、メルトダウンによる熱や、事故直後に入れられた海水の影響などで、樹脂が劣化しているおそれがあるということです。

 

廃炉の重要な工程となる、メルトダウンした燃料の取り出しのため、東京電力は格納容器の破損箇所を塞ぎ、内部を水で満たすとしていて、その場所が特定されれば、重要な手がかりとなります。

 

しかし、今も放射線量が高く、人が近づけないため、どのように調査するか検討することにしています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140121/k10014636531000.html