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東電福島第一原発 今なお、放射性物質を大気中に放出 一か月で㎡当たり430ベクレルのセシウムが敷地内に降り積もる(FGW)

2014-01-29 23:30:02

福島第一原発環境管理棟
福島第一原発環境管理棟
福島第一原発環境管理棟


東京電力が29日公表した資料によると、福島第一原発の敷地内にある環境管理棟において、昨年11月からの1か月間に、放射性セシウムが㎡当たり430ベクレル、大気中から降り積もったことがわかった。同原発から10kmほど離れた第二原発でも同146ベクレルを記録しており、汚染水だけでなく、放射性物質の大気放出も依然続いていることが分かった。

 

調査は昨年11月28日から12月25日にかけての間、第一原発の環境管理棟と第二原発の事務本館それぞれでの放射性セシウムの降下量を測定した。第一の環境管理棟では、半減期が2年のセシウム134が120ベクレル、同30年のセシウム137が310ベクレルだった。半減期の短い134が依然、降下物として検出されることは、事故以降に新たな放出が起きていることを示している。

 

また同地から20km以上離れた第二原発でも一か月間で100ベクレルを超すセシウムが検出され、ここでも半減期の短い134が53ベクレル検出されている。

 

http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/smp/2014/images/fallout_140129-j.pdf