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福島・双葉町長 中間貯蔵施設「受け入れ白紙」の見解(福島民友)

2014-01-31 14:22:39

伊沢双葉町町長
伊沢双葉町町長
伊沢双葉町町長


除染で出た汚染廃棄物を保管する中間貯蔵施設をめぐり、施設設置を国から要請されている双葉町の伊沢史朗町長は30日、東京・日比谷の日本記者クラブで会見し、東京電力福島第1原発事故からの復興の過程でどこかに施設を設置する必要性は認めながらも、「町としての施設受け入れは白紙の状態」との見解を示し、現時点で受け入れ、拒否のいずれにも傾いていない状況を示唆した。
伊沢町長は、施設の必要性について「福島県の風評被害や放射能被害を払拭(ふっしょく)するためには必要だろうと町民も理解している」と述べる一方、「(双葉町で受け入れれば)何百年と続いた家や屋敷、田畑を喪失することになる。理解を得るのは難しい」との認識を示した。
その上で「国が本当に誠意を持って地権者である町民、(国有化予定地の)隣地の町民の皆さんに説明、対応しなければならない」と述べ、国が責任を持って地権者を含めた全町民に説明することが必要と訴えた。

 

国が示した双葉町の国有化予定地は約5平方キロで、同町の面積約51平方キロの1割近くを占め、予定地の地権者の問題にとどまらないことを強くアピールした。

 

http://www.minyu-net.com/news/news/0131/news1.html