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東電福島原発 海側井戸でストロンチウム過去最高の500万ベクレル ベータ値全体では1000万ベクレル(FGW) 放射能依然高水準

2014-02-06 23:25:31

fukushimastronciumキャプチャ
fukushimastronciumキャプチャ東京電力は6日、福島第1原発の海側敷地にある観測用井戸(No-2)で、昨年7月5日に採取した水から放射性物質ストロンチウム90を、1㍑当たり500万ベクレル検出していた、と発表した。観測用井戸からのストロンチウム90の値としては、過去最高。ベータ線全体では1000万ベクレル相当だったと推計している。

また同井戸からは8月8日に、同じく400万ベクレルを検出している。

東電は当初、ベータ線を出す放射性物質は1㍑当たり90万ベクレル検出と発表していたが、その後、今年2月5日になって、2カ所の計測所のうち1カ所で、数値を計算する際の係数設定が誤っていたことが判明し、未公表分の再測定を進めていた。

今回検出したストロンチウム90の数値から推計すると「ベータ線全体で1000万ベクレル相当だった可能性がある」と修正した。

東電では、同No-2の観測井戸以外にも、昨年10月以前に発表した放射性物質測定の数値には信頼性が低いものが含まれている可能性があるとみており、今後、過去の汚染水の濃度を再分析すると説明している。

http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/smp/2014/images/2tb-east_14020601-j.pdf