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福島第一原発 汚染水貯蔵タンクの基礎コンクリートに10メートルを超すひび割れ 地下地盤の歪み顕在化(FGW)

2014-02-13 15:18:07

H4東エリアひび割れ状況
H4東エリアひび割れ状況
H4東エリアひび割れ状況


東京電力によると、福島第一原発の汚染水を貯蔵しているH-4およびH-4東のタンクエリアで、タンクの基礎コンクリートの二箇所で、10メートル前後のひび割れが生じていることがわかった。一箇所はH-4エリアで長さ約12メートル、もう一箇所はH-4東エリアで、約8メートルに及んでいた。

東電は両方のひび割れとも汚染水の染み出しや、たまり水等は起きていないとしている。ただ、昨年末に東電は、どう地点で、ひび割れ状態ではなく、微小なクラックの存在は確認していたと説明している。ということは、2ヶ月弱で、小さな線を引いたようなクラックが、10メートル前後のひび割れに発展したことになり、タンク敷地の地下の歪みが急激になっている可能性を示唆する。

東電は、ひび割れ箇所にエポキシ樹脂を注入、地下の汚染水等が噴出しないように応急措置を施した。東電は当初、H-4エリアのひび割れについて「1.5メートル程度」と発表したが、その後、雪に覆われた部分にもひび割れが広がっていることを確認したとして、修正している。

 

 

http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2014/images/handouts_140212_05-j.pdf