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福島県南相馬市 大豆の放射性物質調査 対象の6割強から基準超過のセシウム検出(FGW)

2014-03-05 12:15:05

大豆畑
 

大豆畑
大豆畑


福島県が公表した穀類の最新の緊急時モニタリング検査の結果によると、同県南相馬市で調査した大豆(対象検体24件)の大半にわたる6割強の16件から、食品基準(1kg当たり100ベクレル)を上回るセシウム量を検出した。基準超過大豆の多くが120~130ベクレルだった。

 

検査対象となったのは南相馬市の旧石神村で産出した大豆。2月4日に採取した。基準以下の値だった検体も、最低値が43ベクレルで、40ベクレル台が4件、それ以外は70ベクレル~100ベクレルの”準汚染”レベルだった。

 

大豆の含有セシウム量が高レベルだったことで、同地域では農作業が依然、適していないことを物語っている。栽培された大豆類が市場に出荷されたり、自家消費されないよう、行政の監視・指導が求められる。大豆は醤油や味噌、豆腐等の加工食品の原料になることから、そうした業界への指導・警告も必要になる。

 

同時に公開した野菜・果実、山菜・きのこ類の検査では、基準超過の検体は見つからなかった。

 

http://wwwcms.pref.fukushima.jp/download/1/mon260204c.pdf