HOME |東日本大震災 石巻・大川小の19遺族賠償請求 「学校にいたために犠牲、苦痛大きい」 石巻市と宮城県を提訴(河北新報)  |

東日本大震災 石巻・大川小の19遺族賠償請求 「学校にいたために犠牲、苦痛大きい」 石巻市と宮城県を提訴(河北新報) 

2014-03-11 13:02:01

会見で「娘に申し訳ない」と訴える只野英昭さん(左)=2月23日、宮城県石巻市で(東京新聞から)
会見で「娘に申し訳ない」と訴える只野英昭さん(左)=2月23日、宮城県石巻市で(東京新聞から)
会見で「娘に申し訳ない」と訴える只野英昭さん(左)=2月23日、宮城県石巻市で(東京新聞から)


東日本大震災で児童と教職員計84人が死亡・行方不明になった宮城県石巻市大川小の津波災害で、学校管理下で教職員に従ったために犠牲になったとして、児童23人の19遺族が10日、石巻市と宮城県に対し、国家賠償法などに基づき児童1人当たり1億円、計23億円の損害賠償を求める訴えを仙台地裁に起こした。

訴えによると、震災時は児童103人と教職員11人が在校。高台や裏山に避難できたのに、児童は校庭で待機するように指示された。午後3時37分ごろに津波にのみ込まれ、児童74人が死亡・行方不明になり、教職員10人が死亡したという。
遺族らは(1)教職員が震災直後に行政無線や広報車で津波情報を知っていたのに、危険性の高い校庭に児童を約45分間も待機させた(2)避難場所を定めた大川小の危機管理マニュアルは他校の丸写しで震災前に改訂しなかった-などと主張する。
遺族らは「学校にいたために犠牲になるという教育の根幹を否定せざるを得ない事態を生んだ。児童と遺族の精神的苦痛は通例よりも著しく大きい」と訴える。
大川小をめぐっては、第三者の事故検証委員会が「避難の意思決定が遅れ、避難先を北上川堤防付近に選んだことが直接的要因」などとする最終報告書をまとめ、1日に亀山紘市長に提出した。
提訴を受け、亀山市長は「ご遺族の気持ちとして提訴はやむを得ない。過去に経験のない大災害での事故であることを考慮しつつ、真摯(しんし)に対応していく」との談話を出した。
村井嘉浩知事は「誠意を持って対応してきたつもりだ。今後もできるだけのケアをさせていただきたい」と話した。

 

 

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201403/20140311_13015.html