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東京電力福島第一原発 放射能核種除去のALPS、また異常発生。3系統全部を停止(時事)

2014-03-18 16:58:32

1系統150億円で導入した故障続きのALPS
1系統150億円で導入した故障続きのALPS
1系統150億円で導入した故障続きのALPS


東京電力は18日、福島第1原発で汚染水から放射性物質を吸着して大幅に減らす装置「ALPS(アルプス)」の1系統で処理が不十分との結果が出たため、3系統全てを停止したと発表した。原因を調べており、運転再開時期は未定という。
東電によると、この1系統で17日に採取した水を分析した結果、ストロンチウム90などのベータ線を出す放射性物質が、処理前の1リットル当たり数億ベクレルから同数千万ベクレル程度にしか下がっていなかった。通常は同数百ベクレル程度にまで下がるため、何らかの不具合が起きた可能性があると判断した。
この1系統は18日正午すぎにフィルター洗浄のため停止していたが、東電は残る2系統も処理が不十分になる可能性があるとして、午後1時40分前に止めた。
アルプスは同原発で増え続ける汚染水対策の「切り札」と位置付けられているが、トラブルが後を絶たず、試運転の状態が続いている。

http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2014031800592