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中国電力の島根原発1号機(松江市)でシステム異常 国に一時、データ送れず(日本海新聞) 

2014-03-27 00:18:10

島根原発
島根原発
島根原発


原発の状態を監視する国の緊急時対策支援システム(ERSS)で、原子力規制庁は24日、運転停止中の中国電力島根原発1号機(松江市鹿島町)からのデータが正しく表示されていないことを確認した。中電側のシステムに異常が発生したことが原因。システムは25日夜、復旧した。

規制庁は24日午後8時10分ごろ、1号機の格納容器内の圧力や温度などプラント情報のデータが正しく表示されていないことを確認した。データは1分ごとに更新されるが、値がすべて「0」表示されていたという。

同日午後6時15分からデータ値が正しく送信されておらず、中電は午後8時45分ごろ伝送を停止し、データをファクスで規制庁に送信した。規制庁によると、原発の監視に問題はなかったという。

中電によると、2号機の運転監視用計算機を起動して伝送を始めた際、1号機と2号機の計算機内の内部時計の時刻のずれが発生し、伝送処理に不具合が生じたことが原因という。

ERSSの異常を受けて、鳥取、島根両県と米子、境港、松江、安来各市など島根原発30キロ圏の自治体担当者が同日、現場を確認。両県は中電に対し、同様の事象があった場合に速やかに報告することなどを申し入れた。

1号機は1974年に運転開始し、出力は46万キロワット。29日で丸40年を迎える。点検漏れ問題を受けて10年3月に運転停止し、定期検査入りしている。

http://www.nnn.co.jp/news/140326/20140326009.html