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東電廃炉推進カンパニーの増田代表 相次ぐ作業ミスについて「管理態勢が課題」と反省の弁(NHK)

2014-04-25 15:15:56

東電廃炉推進カンパニーの益田尚宏代表
東電廃炉推進カンパニーの益田尚宏代表
東電廃炉推進カンパニーの益田尚宏代表


東京電力福島第一原子力発電所で、汚染水が本来の移送先ではない建物に流れ込むなど、トラブルが相次いでいることについて、今月発足した、東京電力の廃炉専門の組織の代表は「設備と作業員の意識の両面で、改善が必要だと痛感している」と述べ、管理態勢がなおも課題だという認識を示しました。
東京電力は、今月1日、廃炉を専門に行う「福島第一廃炉推進カンパニー」を設立しました。
しかしその後も、使う予定がないポンプが動いて、本来の移送先ではない建物に汚染水が流れ込んだり、汚染水の処理設備・ALPSで、必要な薬剤を注入するための弁が閉まっていたために、処理を停止したりといった作業ミスによるとみられるトラブルが相次いでいます。
こうした状況について、廃炉推進カンパニーの代表に就任した増田尚宏氏は24日の記者会見で、「トラブルが相次いで心配をかけていることをお詫びします。1か月近くを現場で過ごし、設備と、作業員の意識の両面で、しっかりした改善が必要だといっそう痛感している」と陳謝しました。
その上で、「トラブルの背景には、汚染水のタンクや配管の弁など、事故後につくられた仮設の設備の管理や、作業の確認が十分にできていないことがある。設備の管理状況をあらためて見直すとともに、設備を定期的にチェックする責任者を配置する」と述べ、ミスやトラブルを減らすため、早急に管理態勢を強化する考えを示しました。

 

 

http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6053931821.html?t=1398406310829