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東電福島第一原発4号機 使用済みプール核燃料の半数が移送完了(福島民報) 

2014-05-01 20:26:29

4号機の使用済み燃料搬出用のクレーン
4号機の使用済み燃料搬出用のクレーン
4号機の使用済み燃料搬出用のクレーン


東京電力は30日、福島第一原発4号機の使用済み核燃料プールからの燃料移送で、予定している1533体のうち約半数の770体の移送を29日に完了したと発表した。
燃料取り出しは昨年11月18日に始まった。東電は今年末までの取り出し完了を目指しており、「順調に進んでいる」との見解を示した。

 
東日本大震災発生時、4号機は定期検査中で原子炉内の燃料は全てプールに移されていた。原子炉建屋は水素爆発で大破しているため、再度の大地震でプールが崩壊する危険性が指摘されており、燃料を取り出すことでリスクを低減させる。

 
東電と政府は福島第一原発1~4号機の廃炉完了を「2040~2050年ごろ」とする工程表を示している。

 
工程表は3期に分かれており、4号機使用済み核燃料プールからの燃料取り出しで「第2期」に入った。「第3期」には1~3号機の溶融燃料の取り出しが控えている。

 
しかし、現時点で溶けた燃料の形状や位置は把握できておらず、回収する手法も確立されていない。

 

http://www.minpo.jp/news/detail/2014050115422