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東電福島第一原発3号機の格納容器の配管から漏水確認 建屋1階一面水浸し(FGW)

2014-05-16 00:58:37

原子炉の配管から水の漏洩が確認
原子炉の配管から水の漏洩が確認
原子炉の配管から水の漏洩が確認


東京電力は15日、福島第一原発3号機の原子炉格納容器の配管継ぎ目付近から水が漏れていることを確認した。格納容器のすぐ東側にある「主蒸気隔離弁室」に、直上の部屋からカメラを入れて調査、撮影した。3号機で漏えい箇所が特定されたのは初めて。

 

確認された漏洩水の量は、鉛筆2~3本程度の量。建屋1階の床面には漏えい水が全域にわたって溜まっており、水は床面南側(主蒸気配管C・D側)に向かって流れていたという。配管の貫通部は格納容器内の水位より下にあり、溶融した核燃料を冷やすために注入した水が漏れ出ているとみられる。漏えい箇所は主蒸気配管Dのみと推定している。

 

東電はカメラ撮影した映像情報をもとに、今後、漏えい量を算出するとともに、止水方法を検討するとしている。

原子炉建屋の1階は漏れた汚染水で水浸し
原子炉建屋の1階は漏れた汚染水で水浸し


 

カメラは、複数ある配管のうち1本の継ぎ目近くから水が流れ落ちるのを撮影した。

http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2014/images/handouts_140515_05-j.pdf