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東電福島第一原発汚染水タンクの堰に溜まる基準値超の汚染水 薄めて敷地内に散布(福島民友) 地下に浸み込み海へ流出、蒸発すれば濃度は高まるが・・

2014-05-17 12:21:37

fukushimaame140517news10
fukushimaame140517news10東京電力は16日、福島第1原発の汚染水を保管する、地上タンク群を囲む堰(せき)内の雨水について、東電が定めた堰外への排水基準値を超える放射性物質が検出された場合は、濃度を下げた上で敷地内に散水すると発表した。

東電が排水基準を超える水の取り扱い方針を示すのは初めて。散水前の水質分析の過程について、透明性の確保が焦点となる。
基準値を超えた堰内の水は、新たに整備した放射性物質を取り除く淡水化装置計4基で処理し、濃度を基準値未満まで下げた後、散水する。東電の事前試験でストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり1万2000ベクレル含まれる水を装置で処理したところ、濃度は検出限界値未満まで下がったという。
一方、散水前の水の分析は現時点で東電が単独で行う方針で、信頼性が確保できるかは不透明だ。

 

福島県は16日、県庁に東電の社内分社「福島第1廃炉推進カンパニー」の河合雅彦副責任者を呼び、第三者機関を交えるなど水質分析の信頼性を向上させるよう要請したほか、散水する前の情報開示の徹底も求めた。

http://www.minyu-net.com/news/news/0517/news10.html