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長野市、軽井沢町の山菜から基準超過のセシウム 長野県は出荷・摂取の自粛を要請 収まらぬ森林汚染の影響(FGW)

2014-05-19 20:23:23

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naganohlogo長野県の発表によると、長野市および軽井沢町の山林内で採取したコシアブラとタラノメから、国の基準値(1kg当たり100ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されたとして、コシアブラとタラノメの出荷および摂取の自粛要請を出した。長野市のコシアブラは340ベクレルを検出した。
長野市のコシアブラは5月16日に市内で採取したもの。放射性セシウム134を1キロ当たり82・2ベクレル、同137を255ベクレルそれぞれ検出した。同県内の中間卸売業者が17日朝、「長野市産のコシアブラを自主的に検査したら国の基準値を超えている」と通報してきたことからわかった。

 

このため県の職員が同市内の山中でコシアブラを採取し、県環境保全研究所(長野市)で調べた結果、基準超過であることがわかった。またこれとは別に、2013年6月に北佐久郡軽井沢町で採取したコシアブラからも610ベクレル、タラノメから220ベクレル、170ベクレルのセシウムが検出されていたこともあり、コシアブラとタラノメをともに出荷、摂取自粛対象とした。

長野市や軽井沢は福島県から約250km離れているが、福島事故時の風の流れ等で、千葉県の柏市などにホットスポットができたように、群馬から長野にかけても、かなりの放射能が降下したとみられている。軽井沢町では別荘林の落ち葉や切り枝などのセシウム濃度の高さを指摘する向きもあり、野生の山菜等の汚染度の高さが指摘されていた。

 

長野県は、山菜等の検体を採取した場所近くや、近隣の市町村でも重点的に放射性セシウム検査を続けていくとしている。

http://www.pref.nagano.lg.jp/ringyo/kurashi/shobo/genshiryoku/hoshasen/hoshase/h26sansai.html