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新潟県でも基準超過の山菜コシアブラ検出 広がる”山菜汚染” 放射能が沈殿蓄積(FGW)

2014-06-02 14:58:30

山菜の女王と呼ばれるコシアブラだが、放射能汚染が進んでいる
山菜の女王と呼ばれるコシアブラだが、放射能汚染が進んでいる
山菜の女王と呼ばれるコシアブラだが、放射能汚染が進んでいる


新潟県によると、同県津南町で先月30日に検査した山菜のコシアブラから、放射性セシウムが食品基準1kg当たり100ベクレル)を上回る171ベクレルを検出した。このため、同県では当分の間、同町産のコシアブラの出荷と食用の自粛要請を出した。

 

コシアブラのセシウムは134が37ベクレル、137が134ベクレルだった。これまで同県では基準を上回る山菜は検出されていなかった。

 

福島原発事故後、森林地帯は除染がされないまま3年以上が過ぎたことから、雨水での濃縮も重なって、山菜の放射能汚染は進行している。福島県が先月公表した放射能物質検査結果では、野生のコシアブラから事故後最大値となる1万2000ベクレルを検出。福島県全域で山菜やタケノコなどから、高濃度のセシウムが検出されている。

http://financegreenwatch.org/jp/?p=30965

また長野県でも先月、長野市で340ベクレルのコシアブラ、軽井沢町でも300ベクレルのコシアブラや140ベクレルのタラノメなどが検出されている。

http://financegreenwatch.org/jp/?p=43862

食品のオンラインショップである北海道・札幌市のホワイトフードが厚生労働省発表の2013年度の食品類の放射能検査結果を元にした分析では、山菜の放射能汚染についてはコシアブラが群を抜いており、その他もタケノコ、ぜんまいなどでの放射能値の高さが目立った。地域では福島を中心に東北、北関東、長野などで値が高かった。

同社は、福島事故から3年を経過して、都市部などの農地に含まれるセシウムなどは、雨等によって流される部分が多いことから、次第に漸減していくが、山菜が自生ないし栽培されている山間部においては、放射性物質が壌に沈着しているので、当分、汚染濃度は下がらないと指摘している。

http://financegreenwatch.org/jp/?p=42306

 

http://www.pref.niigata.lg.jp/syokuhin/1356786935497.html