HOME |東電福島原発 基準値超でも地下水汲み上げ継続 基準以下の水と混ぜて薄めて排出へ(共同) いいのかこれで? |

東電福島原発 基準値超でも地下水汲み上げ継続 基準以下の水と混ぜて薄めて排出へ(共同) いいのかこれで?

2014-06-14 13:45:58

fukushimachikasuiimages
fukushimachikasuiimages東京電力福島第1原発の汚染水対策「地下水バイパス計画」をめぐり、地下水の放射性トリチウム濃度が海に放出する際の東電基準値(1リットル当たり1500ベクレル)を超えた専用井戸(12番井戸)1本について、東電は12日夜にくみ上げ再開に踏み切った。

今後の水質分析で基準を上回ったとしても、くみ上げは継続する方針だ。東電は「濃度が急上昇した場合は再停止を検討する」と説明するが、判断する際の濃度基準は明示していない。

 

基準値を超えた井戸について、東電は個別の使用をいったん停止し、濃度の傾向を踏まえて再開するかどうかを判断するとしてきた。

 

この井戸は、地下水バイパス稼働後の5月26日に採取した水から過去最高値の1リットル当たり1700ベクレルを検出して使用を停止した。その後の分析でも濃度は1500~1700ベクレルで推移したが、東電は海への放出の前提となる計12本の水を集めた段階の濃度を試算した結果「基準を下回る」として、再開を決めた。

 

この井戸の山側には高濃度の汚染水が漏れたタンクがあり、地中に染み込んだ汚染水の影響で今後も濃度は上昇する恐れがある。東電は「2000ベクレル台ならば全体の試算数値は基準を下回る(注:つまり、基準が下がるまで薄めるということ)」として、基準を超えてもくみ上げを続ける方針を強調している。

 

http://www.minyu-net.com/news/news/0614/news8.html