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福島原発 凍らない「氷の壁」 トレンチ止水できず 工事担当の鹿島建設もお手上げ(各紙)
2014-07-08 19:57:03
各紙の報道によると、東京電力福島第1原発で、タービン建屋地下の高濃度汚染水がトレンチ(電源ケーブルなどが通る地下道)から海に流出するのを防ぐために実施中の凍土壁工事が難航している。
「凍土遮水壁」は汚染水対策の切り札として4月に鹿島建設が工事主体となって着工した。しかし工事の前から米元原子力規制委員会(NRC)のデール・クライン委員長が「最良の選択肢との確信がもてない」などと疑問を呈していた。
東電と鹿島は、凍土技術について、「高度な技術が必要だが、作業員の訓練を進め、慎重に施工する。ベテランがいるのでミスをすることはない」などと強調していた。
凍土壁工事を行っている第1原発では今も、溶けた核燃料を冷やすため原子炉に冷却水を注水し続けている。しかし、注入後の汚染冷却水が建屋地下にたまり、一部が海側のトレンチに流入、破損箇所から地中に漏れて海へ流出しているとみられる。
東電は特に2、3号機とつながるトレンチ内にたまっている高濃度汚染水計約1万1千トンを抜き取ることを目指している。工事は、凍結管と冷却材を入れたナイロン製の袋を接続部に並べ、付近の汚染水を凍らせて建屋と遮断する計画だ。その後、トレンチ内の汚染水を抜き取るという。
工事開始から2カ月以上たっても十分に凍らず、一部凍ったのは下の部分だけという。この点について東電は「水の流れがあるため、袋の周囲で水の温度が下がりきらない」と説明し、その後、凍結管を2本追加し、水の流れを抑える対策も取ったが、今のところ目立った効果は見えない。
「凍らない凍土壁」に、基原子力規制委員会も懸念を深めている。更田豊志委員は6月末の会合で「(トレンチの汚染水は)海に流出すれば環境汚染につながるため最大の懸念を持っている。この対策がうまくいってないのに、凍土壁を議論する場合ではない」といら立つ発言をした。
また、外部専門家も「凍土壁の今後を考えると、もっと大きな問題を抱えていると思う」と述べた。東電は、今回のトレンチ内の止水に加えて、屋周囲の地下を1・5キロにわたって凍結させる凍土壁建設を計画しているが、とても信頼できないということになる。
http://www.47news.jp/47topics/e/255065.php

































Research Institute for Environmental Finance