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小泉元首相 「原発は諦めるしかない。時間の問題だ」と断言。 ”規制委丸投げ”の安倍政権を批判(各紙)
2014-07-31 23:36:42
小泉純一郎元首相は31日、都内で開いた再生可能エネルギーの展示会に、細川護煕元首相とともに姿を現した。
記者団に取り囲まれた小泉元首相は、安倍晋三首相が邁進する原発再稼働路線について、「(川内原発の再稼働は)原子力規制委員長が審査には合格したが、安全とは申し上げられないと言っている。どこに本当の責任があるかがあやふやで、国の責任が曖昧(あいまい)だ」と批判した。
今回の規制委の判断を、多くのマスコミは安倍政権の発表を鵜呑みして「安全宣言」ととらえた。だが、小泉元首相は、田中委員長が「規制基準に合格しても、事故の可能性は残る」との姿勢を示したことを重視し、再稼働させようとする政権を批判するとともに、批判精神の欠如しているマスコミの論調も一蹴した。
さらに小泉元首相は「原発は、あきらめるしかない。時間の問題だ。政治が原発を導入したんだから、政治がゼロにする」と語った。代わりに「夢のある(再生可能)エネルギーは政治次第で、うんと伸びる」と断言し、政治判断で原発ゼロと再生可能エネルギー推進にかじを切ることを強調した。