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福島県全域の子どもの放射能健康被害調査 甲状腺がん・疑いを含めて104人に がん確定は5月公表から7人増加 それでも県は「被爆の影響とは考えにくい」(各紙)

2014-08-24 16:50:52

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fukushimafadfd14f14c8fcb4f640f209e572136c各紙の報道によると、福島県は24日、東京電力福島第1原発事故による子どもへの健康への影響調査で、甲状腺がんの診断が確定した子どもが57人に、疑わしいとの診断結果を合わせて104人に達したことを明らかにした。

 



調査は東電福島事故当時に18歳以下だった子ども約37万人を対象として、福島県立医大の指導で、福島県内を四つに分けた地域別の結果をまとめて公表した。104人の甲状腺がんの確定と懸念ある子ども(一人は良性)が出た結果についても、県は依然、「被曝の影響とは考えにくい」としている

 

検査を受けた子どものうち、疑いを含めた甲状腺がんの発症割合は、第1原発周辺で避難などの措置がとられた「13市町村」では0・034%。県中央の「中通り」は0・036%、沿岸部の「浜通り」は0・035%と地域差はなかった。このことは、全体的に放射能汚染が広がったことを示している。

 

甲状腺がんやその疑いとされた104人のうち、がんと確定したのは57人で、今年5月の公表時に比べて7人が増加した。良性の一人を含めた104人の事故当時の平均年齢は14・8歳。男性36人、女性68人。腫瘍(しゅよう)の大きさは約5~41ミリで平均14ミリだった。

 

http://www.47news.jp/CN/201408/CN2014082401001485.html