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福島県でセシウム460ベクレルのヤマメ 淡水魚の汚染改善はかどらず(FGW)

2014-09-11 14:59:18

yamame無題
yamame無題福島県が10日公表した水産物の緊急モニタリングによると、8月下旬から9月上旬にかけての調査検体から、最高でセシウム濃度460 ベクレルのヤマメが捕獲されたのを含め、淡水魚から3検体の基準超過汚染魚が見つかった。

 

調査は福島県が定期的にサンプル調査を実施しているもの。今回の調査は、8月28日から9月8日にかけての期間に捕獲した203検体を調べた。その結果、海洋魚からは、1kg当たり100ベクレルの基準を越えるものはなかった。

これに対して淡水魚では、伊達市の阿武隈川水系の石田川から、460ベクレルのヤマメがみつかったほか、同じく伊達市阿武隈川水系の布川から、130ベクレルのヤマメ、さらに白河市の阿武隈川本流から110ベクレルのコイと3検体の基準超過魚がみつかった。

基準値以内だが、伊達市阿武隈川水系の広瀬川では67ベクレルのアユ、白河市外面側では54ベクレルのヤマメなど、淡水魚の汚染継続が目立つ結果となった。福島県での除染が森林や河川ではほとんど行われていないことを物語る。

 

http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/83664.pdf