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電力中央研究所、海水からストロンチウムを100%回収するシステム開発(日刊工業)

2014-09-18 14:45:33

denchukenキャプチャ
電力中央研究所原子力技術研究所の土方孝敏上席研究員らは、海水からストロンチウムを効率的に除去するシステムを開発した。

独自開発したゼオライトを用い、ストロンチウムをほぼ100%回収。ストロンチウムは沈殿処理で固形化するため、容量は10分の1になる。ユニオン昭和(東京都港区)、昭和環境システム(同)との共同研究。




 

 研究グループは、ゼオライトのうちX型と呼ばれる形状のものを、ストロンチウムが吸着しやすいように改良。このゼオライトは通常の海水中ではストロンチウムを吸着するが、ナトリウムの濃度が濃くなると、ストロンチウムを放出する性質がある。


 

このため、高濃度のナトリウム溶液を加えれば、ゼオライトからストロンチウムを容易に分離できる。使用したゼオライトは10回程度再利用ができるため、廃棄物量の低減が可能になる。

 

次にストロンチウムを含む溶液に、凝固剤に使うリン酸三ナトリウムを添加。溶液をフィルターで分離し、沈殿物を回収した。沈殿物は乾燥すれば固形物となる。試算では、1トンのゼオライトを入れたユニットを20基稼働すれば、福島原発で処理が求められる海水36万立方メートル分のストロンチウムを、4年半で処理できる。

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820140918aaaq.html