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原子力機構 東海村の施設で放射性物質漏れ 今月3件目の不祥事(各紙)

2014-09-18 14:57:51

JAEAキャプチャ
JAEAキャプチャ各紙の報道によると、日本原子力研究開発機構は16日、茨城県東海村にある使用済み核燃料再処理施設の配管付近から、約1万2000ベクレルの放射性物質が漏れたと発表した。

機構によると、施設の廃棄物処理場で、低レベル放射性廃棄物から分離した蒸気が通る配管の継ぎ目と、その下の床から放射性物質が検出されたという。

 

漏れた物質は、プルトニウムやそれが変化したアメリシウムとみられる。12日に作業員の着衣から放射性物質が検出されたことで発覚した。同機構は検出された放射性物質は微量で、外部への漏洩や人的被害は確認していないという。

 

同機構では、16日午後5時ころ、一般施設の第1工学試験棟大実験室で火災事故が発生、直流遮断器の抵抗器と投入コイルが溶融する事故が起きたほか、11日に材料試験炉(JMTR)の第三排水系貯槽建屋において、漏えい水の水溜りが発見され、コバルト60やトリチウムなどが検出されるなど、不祥事が相次いでいる。

http://www.jaea.go.jp/atomic_portal/