HOME |日光・中禅寺湖で セシウム基準超過のブラウントラウト捕獲 中禅寺湖の汚染薄まらず(FGW) |

日光・中禅寺湖で セシウム基準超過のブラウントラウト捕獲 中禅寺湖の汚染薄まらず(FGW)

2014-10-01 21:27:32

ブラウントラウト
ブラウントラウト
ブラウントラウト


栃木県の公表によると、日航中禅寺湖で放射線セシウムが基準を超過する魚が検出された。放射能汚染が見つかったのは、ブラウントラウトでセシウム濃度は153.6ベクレルと、国の基準(1kg当たり100ベクレル)を上回った。

 

またヒメマスからも86.1ベクレル、ニジマスからは47.3ベクレルがそれぞれ検出され、いずれも100ベクレル以下だが、”準汚染”レベルであることがわかった。

 

ブラウントラウトは、もともとは欧州の魚だが、成長すると20kgになるため、釣愛好家の格好の対象となって、日本各地でも移入されている。

 

中禅寺湖は、東電福島第一原発の事故後、飛散した大量の放射性物質が直接、湖に降り注いだだけでなく、周辺の男体山等も汚染されたとみられ、これまでも湖から基準を上回る魚が相次いで検出されている。

 

事故から3年半以上が経過しているが、周辺の森林は除染されていないことから、雨が降るたびに放射性物質が湖に流れ込んでいる可能性が強い。

 

栃木県は中禅寺湖でのこれらの魚については、釣りの禁止対象としており、引き続き禁漁措置を継続する方針だ。

 

http://www.pref.tochigi.lg.jp/kinkyu/g03/documents/140925gyoruinokensakekka.pdf