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「伊達のあんぽ柿」からも高濃度放射性セシウム検出 福島県産の柿加工品。最高320ベクレル(FGW)

2014-10-03 14:17:32

ネット市場でも人気商品に。(本製品は今回の調査対象とは別です)
福島県は1日、県内で生産されたあんぽ柿と干し柿から、食品基準(1kg当たり100ベクレル)を超えるセシウムが合

ネット市場でも人気商品に。(本製品は今回の調査対象とは別です)
ネット市場でも人気商品に。(本製品は今回の調査対象とは別です)


計8件から見つかったと発表した。最大値は基準の3倍も高い320ベクレルだった。

福島県産のあんぽ柿は、ネット販売でも人気商品となっており、特に伊達市の産品は「伊達のあんぽ柿」のブランドでお歳暮用等として売られている。

 

福島県の調査は、定期的に実施しているもので、今回は福島市などの県北5市町村で名産の柿を加工した、あんぽ柿と干し柿を各44検体調べた。加工柿は、乾燥等で果肉が凝縮することで、取り入れられた放射性物質の凝縮も進み、汚染濃度が上昇することが知られている。

 

今回の調査の結果、福島、伊達、国見の3市町の干し柿から4点、あんぽ柿から3点の基準超過を検出、また桑折町の干し柿からは基準値と同レベルの100ベクレルを検出した。このため福島県は、これらの地域からのあんぽ柿、干し柿の加工を自粛するよう農家に要請を出した。

 

もっとも高い320ベクレルを検出したのは、伊達市の干し柿で、福島市の干し柿からも250ベクレル、伊達市のあんぽ柿から240ベクレルなどが検出された。

http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/86390.pdf