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福島・双葉病院入院患者の遺族が「避難で死亡」 東電を提訴 (福島民友)

2014-10-28 16:00:32

事故直後の双葉病院。
事故直後の双葉病院。
事故直後の双葉病院。


東京電力福島第1原発事故に伴い、大熊町の双葉病院に入院していた男性患者=当時(89)=が避難を繰り返して病状が悪化、死亡したとして、妻と長女が、男性の損害賠償請求権に基づく賠償額のうち、法定相続分など約3725万円の損害賠償を東電に求め、福島地裁に提訴したことが27日、分かった。

 

第1回口頭弁論は11月25日午後1時15分から行われる。

 
訴状によると、男性は認知症のため同病院に入院中で、事故後に転院を繰り返すなどして病状が悪化。2013(平成25)年1月、急性心不全で死亡した。

 

避難や死亡による男性の損害額を約4514万円と算定、妻と長女の法定相続分に相当する賠償金の支払いを求めている。提訴は9月11日付。東電は「請求内容や主張を詳しく聞いた上で真摯(しんし)に対応する」とした。

 

http://www.minyu-net.com/news/news/1028/news6.html