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九州電力・玄海原発の地下2階で発煙トラブル。「放射能漏れはなし」と発表(佐賀新聞)

2014-10-28 16:08:50

発煙騒ぎが起きた玄海原発
発煙騒ぎが起きた玄海原発
発煙騒ぎが起きた玄海原発


28日午前9時35分ごろ、九州電力玄海原発(東松浦郡玄海町)3、4号機の原子炉補助建屋内にある、放射性物質を測定する第1放射化学室の電気ブレーカー付近から発煙するトラブルがあった。

室内にいた作業員が消火器で消火した。九電は、作業員の被ばくや放射性物質の環境への影響はないとしている。消防と九電が原因を調査している。

 

九電によると、化学室は3、4号機で共用している原子炉補助建屋の地下2階にあり、1次系冷却水に含まれる放射性物質の濃度を測定監視している。室内に配管は通っておらず、冷却水のサンプルを持ち込み測定している。

 

九電は、佐賀県と県内20市町に電話とファクスで報告した。伊万里市を除く19市町は原発の安全に関する協定を結び、非常時の通報態勢を整えている。今回は火災と認定される前に事前通報した。

 

伊万里市は安全協定を結んでいないが、30キロ圏内のため、原子力災害対策特別措置法などに基づく通報態勢がある。

 

同原発3、4号機は定期検査中で運転を停止している。

 

http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/119412