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福島県の太陽光発電事業 認定規模は全国一位、 実際の運転見込みは1割未満(福島民友) 経産省のズサン認定を象徴

2014-10-28 16:51:17

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fukushimasolarキャプチャ経済産業省が福島県で設備認定した太陽光発電設備の発電規模は435万キロワット(5月末時点)で全国1位となったが、一方で今後の運転開始が見込まれるのは1割に満たない24万キロワット程度とみられることが27日、分かった。

東北電力の再生可能エネルギーの買い取り契約中断を受けて県が同日、県庁で開いた専門家による専門部会の初会合で示した。

 

設備認定は、電力会社が固定価格買い取り制度で再生エネを買い取る条件となり、経産省が設備の安全性などを確認して認定する。事業用地の取得のめどが立っていないなど実現可能性が低い事業も含まれる。

 

県によると、東北電は契約中断の理由について、福島県を含め管内で設備認定された太陽光など再生エネの全てが運転開始した場合、送電網の容量が不足するとしている。

 

しかし、福島県では今後数年内に運転開始が見込まれる設備は24万キロワットで、既に稼働した設備を含めても約50万キロワット程度にとどまっている。県は「送電網の容量が不足する事態は当面先とみられ、契約中断の判断は時期尚早の可能性がある」と指摘する。

http://www.minyu-net.com/news/news/1028/news5.html