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東北電力女川2号機 震災で耐震性低下? 宮城県検討会で指摘相次ぐ(河北新報)

2014-11-12 14:33:22

onagawa無題
onagawa無題 東北電力の女川原発2号機をめぐる11日の宮城県の検討会は、東日本大震災後の耐震性、安全対策の妥当性を問う声が噴出。被災プラントに対する専門家の厳しい見方が浮き彫りとなった。
女川原発は震災と翌月の最大余震、2005年の8.16宮城地震で想定を上回る揺れに見舞われた。

 

東北大災害科学国際研究所の源栄(もとさか)正人教授(地震工学)は「揺れによる耐震性能の低下を考慮する必要がある」と強調。首都大学東京の鈴木浩平名誉教授(機械工学)は「軽微な損傷でも今後の重大な被害に結びつく可能性を検討すべきだ」と述べた。

 

津波対策にも注文が付いた。社会安全研究所の首藤由紀所長(ヒューマンエラー)は「最大津波想定を23.1メートルと決定した根拠、残るリスクを明らかにしてほしい」と求めた。

 

ことし10月、原子力規制庁の保安検査で点検記録管理の不備を指摘された点にも批判が集中。メンバーからは「非常に衝撃」「データの信頼性に関わる」との発言が相次いだ。

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141112_11046.html