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平成26年度の福島県産米 ”準汚染米”(スクリーニングレベル超)を10件、検出。すべて市場に出荷(FGW)

2014-11-23 22:33:25

fukushimascreenlevelキャプチャ
fukushimascreenlevelキャプチャ福島県のまとめによると、県内で産出する今年度産米のうち、放射性物質の測定のために設けているスクリーニングレベル(準汚染)を超えた米が10件に達したことがわかった。

同県では、東京電力福島第一原発の事故以来、県内で産出する米については、全量全袋検査体制をとっている。この検査で、セシウム含有量が1kg当たり50ベクレル以上をスクリーニングレベルとして、詳細調査を実施する手順としている。詳細調査で100ベクレルを上回ったものは出荷停止、100ベクレル以下のものは出荷している。

こうした見極めの第一の基準がスクリーニングレベルなので、同基準の50ベクレル以上は”準汚染”とみることができる。

福島県のまとめでは、11月22日までの3か月間で、夏から秋にかけて収穫した今年度産米の総数は9,767,1105件で、このうち51ベクレル~75ベクレルとなった件数が100件となった。スクリーニングレベル手前の25ベクレル~50ベクレルの件数は1,749件だった。詳細検査で100ベクレルを上回るものはなく、準汚染レベルの10件も含めて、全量が出荷された。

福島産の米は25年度産では100ベクレル超のものが28件、準汚染レベル(51~100ベクレル)が591件に達していたことから、26年度産米は改善が顕著といえる。しかし、準汚染米が引き続き二けた台で検出されていることは、引き続き警戒が必要といえる。

 

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