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宮城県内の放射性物質最終処分場候補地 加美町で反対集会1200人。栃木・塩谷町住民も参加支援(河北新報)

2014-11-25 19:14:27

処分場建設反対のシュプレヒコールを繰り返す参加者
 

処分場建設反対のシュプレヒコールを繰り返す参加者
処分場建設反対のシュプレヒコールを繰り返す参加者


福島第1原発事故で発生した指定廃棄物の最終処分場建設をめぐり、県内候補地の一つ、加美町の住民団体が24日、同町の中新田バッハホールで緊急の反対集会を開いた。

 

国が年内の現地での実施を見送った詳細調査の受け入れ拒否を訴えるとともに、県内3候補地の白紙撤回を求めた。

栃木・塩谷町民も参加

 
加美よつば農協など地元46団体でつくる「放射性廃棄物最終処分場建設に断固反対する会」が主催し、約1200人が参加した。ことし7月に栃木県内の候補地に選定された同県塩谷町の、見形和久町長をはじめ町民約50人が駆け付けた。

 
加美町の米穀卸会社やワサビ園の代表者が建設反対の意見表明をし「風評被害は安全ではなく安心という心の問題。払拭(ふっしょく)するのは並大抵のことではない」「処分場ができれば加美町産は買わなくなるのは明らかだ」と主張した。

 
他の県内候補地の栗原市、大和町の市民団体も建設反対を強調。塩谷町の見形町長は「被害を拡散させないため東京電力所有の敷地に集約するのがベスト」と訴えた。

 
最後は参加者全員で建設反対のシュプレヒコールを繰り返した。

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141125_13017.html