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原子力廃炉の日本の公的専門機関RANDEC 韓国の発電建設企業と放射性廃棄物処理で業務提携。日韓両国で廃炉ビジネス展開へ(FGW) 

2014-11-25 20:06:44

RANDECキャプチャ
RANDECキャプチャ各紙の報道によると、原発は色に伴う放射性廃棄物の処理等を専門的に担う公益財団法人「原子力バックエンド推進センター(RANDEC}」は、韓国の発電所の設計や建設などを行う韓国電力技術と業務提携を結んだ。

 

提携の趣旨は、原発から出るセシウム汚染物の焼却灰除染実証事業を共同で推進する。特に、放射性廃棄物からセシウムを除去する技術の商用化を目指すという。韓国も原発の使用済み燃料等の廃棄物の処分計画を明確には定めておらず、国内では反原発の住民運動も続いている。

 

日韓両国とも、原発をエネルギー政策の基本電源としてとらえており、住民の反発を解消するには、放射性物質の処理技術の実用化が欠かせないことから、共同で技術の実証化を進めようと判断したとみられる。韓電技術は汚染物質からセシウムを除去する設備を製作・運営する。日本のRANDECは、同設備をテストするための敷地と建物を提供し、焼却灰の運搬、廃棄処理などを行うという。

 

RANDECは1989年に「原子力施設デコミッショニング研究協会」として設立され、2001年に財団法人「原子力研究バックエンド推進センター:に改組、その後、今日の体制に編成強化されている。主な業務は、低レベル放射性廃棄物の集荷・保管・処理事業のほか、廃炉や廃棄物処理処分に関する調査研究、原子力バックエンドの成果等の普及などを掲げている。

 

一方、韓電技術関係者は「両国の機関間での協力を通じ、除染設備が商用化されれば、日本の福島における放射性廃棄物管理に活用されるのはもちろんのこと、技術輸出も可能になるだろう」とコメントした。

 

http://www.randec.or.jp/documents/teikan20140401.pdf