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福島県沖で漁獲されたシロメバル、キツネメバルから また基準超過のセシウム検出。食物連鎖の進行伺わせる(FGW)

2014-12-04 14:18:34

シロメバル
福島県が3日公表した同県で漁獲した水産物の緊急モニタリング調査で、11月末と今月1日に採取されたシロメバル、キツネメバルから相次いで基準超過のセシウムが検出された。

fukushimasesiumfishキャプチャ

今回の調査は、11月20日から12月1日かけて、同県で漁獲された水産物のセシウム含有量を調べた。その結果、11月28日に富岡町沖で採取されたキツネメバルから食品基準(1kg当たり100ベクレル)を上回る120ベクレルのセシウムが検出されたほか、12月1日に同じ富岡町で採取されたシロメバルから130ベクレルが検出された。

シロメバル
シロメバル


メバルは日本の近海に一般的に生息する魚で、貝や小魚類を食べる肉食性。東電福島第一原発から海洋に流出が続いている放射性物質による汚染が、コケ類や海藻、小魚を経て、メバル、さらに上位の捕食性の魚に濃縮する形で植物連鎖が進んでいることをうかがわせる。

 

http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/94390.pdf