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老朽「高浜1号機」でデータ送信、約10時間にわたって停止 原発内のシステム異常。関電は老朽にもかかわらず運転延長を画策(各紙)

2014-12-15 15:44:38

高浜原発
高浜原発
高浜原発


各紙の報道によると、原子力規制庁は14日、福井県にある関西電力高浜原発1号機で、原発の状態を把握する国の緊急時対策支援システム(ERSS)へのデータ送信が、同日未明から約10時間にわたって停止したと発表した。

規制庁によると、原因は、関電の原発内のシステムに異常が発生したためという。

高浜1号機は加圧水型軽水炉で、1974年11月14日に運転を開始した。現在は現在停止中だが、40年の稼動期限を過ぎているが、関電は、同原発の1,2号機について、20年の運転期限の延長を検討しているという。そのため、原子炉容器などの劣化を調べる特別点検を実施しているが、今回のシステム異常は事前には把握できていなかった。

 

トラブルが起きたデータは、通常、ファクスなどで受信できており、規制庁は「原発の監視自体には問題はなかった」としている。

高浜原発の3、4号機は原子力規制委員会の安全審査の合格内定を年内にも受けられるとの報道がされている。今回のトラブルは、「老朽原発だから起きたのか、高浜だから起きたのか」を明確にする必要がある。