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東電福島第一原発 ALPSの汚染水処理、想定届かず。本格運転また先送り。年越しへ(時事)

2014-12-25 17:26:06

東京電力福島第1原発で発生する汚染水から放射性物質を大幅に減らす装置「ALPS」(アルプス)=11月26日、福島県大熊町
東京電力福島第1原発で発生する汚染水から放射性物質を大幅に減らす装置「ALPS」(アルプス)=11月26日、福島県大熊町
東京電力福島第1原発で発生する汚染水から放射性物質を大幅に減らす装置「ALPS」(アルプス)=11月26日、福島県大熊町


東京電力福島第1原発で発生する汚染水から放射性物質を大幅に減らす装置「ALPS」(アルプス)が、想定した処理量を達成できない状態が続いている。

汚染水対策の「切り札」と位置付けられながら、東電が予定していた12月中の本格運転は来年1月以降に先送りされる公算で、当面は「試運転」の状態だ。
東電は2013年春から稼働した従来のALPSに加え、今秋から増設分と新型のALPSの試運転を始めた。1日当たりの汚染水処理能力は、最大で2.6倍超の2000トンになった。東電はさらなる増強も視野に、10月からは1日平均1960トンを処理できるとの見通しを示していた。
だが、秋以降もトラブルはやまず、性能持続時間が想定より短いこともあって稼働率は低迷。12月に入っても、16日までの処理量は1日平均1000トン程度にとどまる。

 

東電の小林照明原子力・立地本部長代理は22日の記者会見で「1月は1960トンを目指す」と釈明した。

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2014122500537